皆さん、収入の話は、気になるところだと思います。気になるけれど、なかなか人に聞くことができませんよね…。
私も、テープ起こしをはじめる前は、収入の面が気になって、たくさん調べました。しかし、テープ起こしをやったことのない人が「テープ起こしは稼げない」と書いている記事をよく目にしました。
そんな記事を見て「在宅ワークは稼げないのかな」「在宅ワークだけで生きていくのは難しいのかな」と思っていました…。
実際にテープ起こしをしている私が、収入を公開します。
テープ起こしをはじめたばかりの頃の収入は?
私は、クラウドワークスでテープ起こしをはじめました。初めて契約が取れた案件から、順に挙げます。
音声の長さ | 報酬 | 単価(1分) | 納期まで… |
3分 | 43円 | 14円 | 1日 |
212分 | 23,400円 | 110円 | 3日 |
15分 | 1,000円 | 67円 | 0日 |
45分 | 1,680円 | 37円 | 1日 |
はじめは、こんな感じでした。
この頃の私の目標は
- お仕事をお任せいただくこと
- テープ起こしの経験を積むこと
でした。
テープ起こしの経験がない私は「未経験の私にお仕事をお任せいただけるだけでありがたい」と思っていました。
しかし、テープ起こしの経験が3年半になった今、この単価を見てみると「納品までのスケジュールがタイトな上に、この安さは…」と思ってしまいます。
ちなみに…
クラウドワークスで契約を取れるようになったのは、応募メールの重要性に気づいたからです。
テープ起こし経験3年半、現在の収入は?
先ほど挙げた案件と似たような音声の長さと納期の案件を、今月10月に引き受けた案件の中から挙げます。
音声の長さ | 報酬 | 単価(1分) | 納期まで… |
5分 | 600円 | 120円 | 1日 |
250分 | 75,000円 | 300円 | 7日 |
20分 | 5,000円 | 250円 | 0日 |
40分 | 6,000円 | 150円 | 1日 |
現在はこんな感じです。
テープ起こしの金額を決める際に
- 音声の長さ
- 音声の聞きやすさ
- 登場する人数
- 専門知識が必要かどうか
- 起こし方
- 納期までの日数
など、いろいろな要素が絡んでくるので「○分、いくら!」と、はっきりとは言えませんが…。
最初の頃の単価と、現在の単価を比べると、明らかに上がっていることは分かると思います。
お仕事に慣れると必然的に時給が上がる
テープ起こしに慣れると、タイピングのスピードも上がり、仕事の効率も良くなり、一つの案件にかかる時間が短くなります。そうすると、単純に、時給が上がります。
例えば、60分6,000円の案件があったとしましょう。
初めてテープ起こしをしたときの私
60分かけて、5分の音声を起こす
60分の音声を起こすために必要な時間は、12時間
6,000 ÷ 12 = 500
(時給500円)
現在の私
60分かけて20分の音声を起こす
60分の音声を起こすために必要な時間は、3時間
6,000 ÷ 3 = 2,000
(時給2,000円)
このように、同じ案件でも、自分のスキル次第で、時給が上がるのです。
得意分野は「特急案件」
私は、正確に、速くタイピングすることが得意なので、特急案件が大好きです。先日、こんなご依頼がありました。
40分のインタビュー 12,000円
記事を書くために、とにかく早く文字データが欲しい。
20時に音声データを送るので、終わり次第、すぐに納品してください。
ということで…
20時00分 データをダウンロード、テープ起こし開始
21時30分 テープ起こし終了・固有名詞の検索・見直し作業
22時00分 納品完了
この場合、私の時給は6,000円です。
このように、納期までの日数(時間)によっても収入は変わりますし、自分の起こすスピードによっても時給が変わってきます。
とにかく、私は、特急案件が得意で、大好きなので、特急案件を積極的に引き受けています。
テープ起こしの収入だけでも生きられる!
冒頭に書いたように 「在宅ワークは稼げないのかな」「在宅ワークだけで生きていくのは難しいのかな」 と思っていた私ですが…。現在は、月収30万円ほど稼げるようになりました。
皆さんに「テープ起こしだけでも生きられるよ!テープ起こしをやろう!」という無責任なことは言えませんが、私自身は、テープ起こしだけで生きられるほどのお金を頂けています。
テープ起こしは、経験を積めば積むほど、ぐんぐん成長していけるものだと思っています。私自身、初心者の頃の4倍のスピードで起こせるようになったのですから…!
読んでいただき、ありがとうございました!